ミネラルは、体にとってなくてはならない栄養素の一つです。ビタミンと並んで、私たちの健康を支える重要な役割を担っています。
でも、「ミネラルって具体的に何なの?」「どんな働きをしてくれるの?」って疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ミネラルの大切さを、わかりやすくお伝えしたいと思います。
ミネラルって、体の中の小さなヒーローたち!
私たちの体は、約60兆個もの細胞でできています。そして、その細胞一つ一つを支え、様々な機能を働かせているのが、ミネラルなのです。
ミネラルは、体の中で様々な役割を担っています。
- 骨や歯を丈夫にする: カルシウムやマグネシウムは、骨や歯の形成に欠かせないミネラルです。これらのミネラルが不足すると、骨粗鬆症や虫歯などのリスクが高くなります。
- 筋肉や神経の働きを正常に保つ:ナトリウムやカリウムは、筋肉や神経の働きを正常に保つために必要なミネラルです。これらのミネラルが不足すると、筋肉のけいれんや神経伝達障害などの症状が現れることがあります。
- エネルギーの代謝を促進する: 鉄や亜鉛は、エネルギーの代謝を促進するために必要なミネラルです。これらのミネラルが不足すると、疲労感や倦怠感などの症状が現れることがあります。
- 免疫力を高める: 亜鉛やセレンは、免疫力を高めるために必要なミネラルです。これらのミネラルが不足すると、風邪や癌、感染症にかかりやすくなると言われています。
このように、ミネラルは私たちの健康を維持するために、なくてはならない存在なのです。
ミネラル不足は、こんなサインでSOS!
ミネラルが不足すると、様々な症状が現れることがあります。
- 疲れやすい: 鉄やマグネシウムが不足すると、エネルギーの代謝が低下し、疲れやすくなります。
- イライラしやすい: カルシウムやマグネシウムが不足すると、神経伝達障害が起こり、イライラしやすくなります。
- 肌荒れ: 亜鉛やビタミンCが不足すると、皮膚のターンオーバーが乱れ、肌荒れを起こしやすくなります。
- 便秘: マグネシウムが不足すると、腸の動きが鈍くなり、便秘になりやすくなります。
これらの症状が現れたら、ミネラル不足を疑ってみるのも良いでしょう。
ミネラルを上手に摂取するには?
ミネラルを上手に摂取するには、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
ミネラルを多く含む食品としては、以下のようなものがあります。
- 緑黄色野菜: ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなど
- 海藻類: わかめ、ひじき、昆布など
- 魚介類: しらす干し、鮭、いわしなど
- 豆類: 納豆、豆腐、きのこなど
- 果物: バナナ、キウイ、オレンジなど
これらの食品を意識的に食事に取り入れるようにしましょう。
サプリメントを摂る理由は
近年では、農業技術の進化に伴い土壌が持っている本来のチカラを奪い、作物からミネラルを十分に摂取できなくなりました。
そのため足りない分のミネラルをサプリメントで補うと良いでしょう。ただし、サプリメントを過剰摂取すると、健康被害を引き起こす可能性がありますので、必ず用法用量を守って服用してください。
まとめ
ミネラルは、私たちの健康を維持するために、なくてはならない栄養素です。ミネラルが不足すると、様々な症状が現れるので、バランスの良い食事を心がけ、上手に摂取するようにしましょう。
おまけ
- ミネラルは、体内で吸収されやすいものと吸収されにくいものがあります。吸収されにくいミネラルは、他の食品と一緒に摂取することで、吸収率を高めることができます。
- ミネラルは、水溶性ビタミンと一緒だと、吸収されやすくなります。
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